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屋根は茅葺きで角屋が前後に二つあり、その古さに相応して軒が低く、重量感に満ちている。形は格別複雑と言うほどではないが、正面の破風と二つの角屋の破風を入母屋破風とするのに対し、主屋背面を寄棟とするなど変化に富んでいる。 「正面を入母屋、背面を寄棟とする」三つの入母屋破風は、いずれも木連格子を入れた前方に大きくのび、棟も先端近くで猫の背のように丸くむくっている。主屋正面の破風はその大きさ、転び、むくりとも格別で、破風の厚さともあいまって独特の優美さと迫力を出している。 |
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正面から入ると「にわ」と呼ばれる土間があり、笏谷石をくりぬいて作られた水槽が壁を貫いて置かれ、裏山から谷水を引き、いつでも水が使えるように工夫されている。 |
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この家の特徴の一つに股柱が使われていることが挙げられる。股柱というのは、頂部が二股に分かれた柱で、一方の枝を短く切って側桁を支え、他方を斜め上に伸ばして上屋桁を受けてるもの。つまり一本の柱で上屋柱の二本の役割をもたせたものである。 |
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